質問への回答をテキスト情報から検出
複数の文からなる概念の集合から、普通の文に近い形で質問することにより特定のテーマあるいは5W1Hに関する情報を選択して検出することができます。単なる単語検索とは違い、さらに厳選した内容での検索を行うため、効率よく目的の情報にたどり着くことができます。
以下機能説明のための簡単なモデルに対する質疑応答の過程を示します。
- 知識体系の記録(図中実線)
入力された文の構文解析を行い、体系化した知識の集合として記録します。
- 質問文との照合(図中点線)
5W1Hのいずれかの疑問詞を含む質問をすると、それに対応する語及び述部が含まれた文を記録された 知識から抽出します。対象とする語の検索は助詞の格(格フレーム)も考慮した形で行われます。 検索結果の対象の語はハイライトで示されます。
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● テキスト情報
- 昨日新宿で友人と会った。
- その友人とレストランで食事をした。
- 友人と食べたレストランの料理はとても美味しかった。
- 明後日は別の友人と渋谷で会う予定だ。
「誰と」との問いに対し「友人と」を抽出しています。
「何処で」との問いに対しては該当する2つの文が抽出されますが、さらに「昨日」を質問に加えると、 1つの文に特定されます。
また、「何を」したか聞いてみます。